ホピの人々の生き方 2/3

ホピの人々は不毛な土地でトウモロコシを栽培している

栽培されているトウモロコシ

ホピの人々はトウモロコシとうもろこしを育ててるのが主流です。

彼らはこのトウモロコシを主食にしています。マヤ文明もトウモロコシなどを主食にしていましたが、そういう意味ではマヤ文明に似ていますね。

でも、ホピの人々は古代からあえて「不毛な土地」を選んで、そこで生活してきました。

つまり、トウモロコシを育てようにも雨も降りにくいですし、土地も痩せています。彼らはどうやってその不毛な土地でトウモロコシを育ててて来たのでしょうか?

祈りで雨を降らせて生活してきた

雨の空

ホピはこの不毛な土地で「祈りによって雨を降らせて」現代まで生活してきたようです。違う言葉で言えば「雨乞い(あまごい)」ですね。

日本の民族を含めて、多くの民族ではこの「雨乞い」の儀式が見られます。雨乞いとは簡単に言うと「雨を降らせる儀式」のことです。

「儀式」と聞くと少しあやしい雰囲気がするかもしれませんが、私たちも正月は初詣に行ったり、受験の時にはダルマを買って片方の目だけ黒目を入れたりしましたよね。私たちも日常ではあまり気づきにくいですが、普段の生活の中に意外に多くの「儀式」が含まれていたりします。

ホピの人々も雨乞いの儀式をすることで、雨を降らせて、そこでトウモロコシなどを栽培していたようです。儀式は形式だけのモノもありますが、ホピの人々の雨乞いは「それを成功させなければ命に関わる」ことですから、彼らの「祈り」の力は実際に効果を発揮していたのだと私は思います。

また他の民族でも人々が病気になると、シャーマンと言われる祈祷師(きとうし)が、「祈りの力」によって、その病気を治癒させてきた、という話しは多く見られます。

このように「祈り」というのは、多くの民族でかなり重要な位置にあります。ホピの人々もこの祈りの力のお陰で、不毛な土地で生活してこれたのだと思います。

ホピの人々はお金では動かない

アメリカ南西部の風景

アメリカ州の先住民族(ネイティブ・アメリカン)はアングロ・サクソン人が外から入ってきたことによって、現在の居留区(リザベーション)に追いやられました。

多くの先住民族はこのようにして、「今いる場所から別の場所に移動した」のですが、ホピの人々は違いました。

元々不毛な土地に住んでいたので、そこに別の人々が移り住みたいという希望が無かったようです。そのためホピの人々は他の民族のように、追いやられて現在の居留区に移動したのではなく、古代からずっと今の居留区に住んできたようです。

でも時代に流れの中でアメリカ政府がホピの人々を、今住んでいる場所から移動させようとしたことがありました。「お金をやるからそこから降りて来なさい」と言ったそうです。

(ホピの人々が住んでいる場所はテーブル上台地で高地になっています。そこを「メサ」と言うんですが、アメリカ政府はそのメサから降りて来なさい、お金をやるから。と言ったそうです。)

でもホピの人々は「NO」と言ったそうです。ホピの人々はお金で動くような民族ではなかったそうなんです。私はこの事実にとっても共感しました。

(次に続きます)

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